研究授業「古典B」

公開日 2017年02月09日(Thu)

平成29年2月9日(木)4限目に帆北先生による「古典B」の研究授業が,情報科学科2年8組でありました。

「古典B」は,古典を読む能力を養うとともに,思考力を伸ばし,感性や情緒をはぐくみ,古典を通して人生を豊かにする態度を育成することをねらいとした科目です。古典は,先人が何を感じ何を考えたのか,いかに生きたのかということを教えてくれます。古典の学習を通して古典の豊かな世界に触れ,ものの見方,感じ方,考え方を広げ深めるとともに,古典の学習に主体的に取り組むことによって,一層古典に親しむ態度,我が国の伝統と文化を尊重する態度を身に付けることができます。

本時は,単元「視点を変えて読む」で,教材は「桃花源記」(陶潜)です。いわゆる桃源郷を描いた作品です。当時の時代情勢や作者の行跡などを併せて深く読み解く事により,多角的な視点をもった考察ができます。アクティブ・ラーニングの新手法「知識構成型ジグソー法」を言語活動に取り入れており,とてもわかりやすい授業でした。

(補足)知識構成型のジグソー法は,型が明確・簡単で,多様な展開が可能なので,協調学習を目指した実践に適しています。なお,この手法はCoREF(Consortium for Renovating Education of the Future:大学発教育支援コンソーシアム推進機構)が独自に開発した学習法であり,Aronson(1978)のジグソー法とは異なる狙いや手法の特徴を持っています。Aronsonの狙いが人種の融合など児童生徒の関わり合いの促進にあったのに対し,知識構成型ジグソー法の狙いは関わり合いを通して一人一人が学びを深めることにあります。したがって,知識構成型ジグソーは手法としても,明確な問いを設定して,学習の前後で問いに対する回答を二回求めるなどの特徴を持ちます。(CoREFのウェブサイトから)

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